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ベアト総受け小説企画ブログです
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戦人×ベアトリーチェ(幼女?)






戦人×ベアトリーチェ(幼女?)



「ばーとらぁあ?」
「んお? ど、どーしたよ…?」
戦人は、背中にべたーっとくっ付いてくるベアトリーチェを振り返りながら聞いた。
「うむっあのな、クッキー食べぬか?」
にこにことそう言うベアトリーチェに、戦人も笑顔で返した。
「……おお、腹も減ったしな。いいぜ?」
「そうか、そうか。では、いつもの所で食べようぞっ」
「へいへい」
戦人はぐいぐいと引っ張られるままに、ベアトリーチェに連れて行かれた。



無能も慣れればこれくらいの返しができるようになりました



戦人を椅子に座らせ、ベアトリーチェはクッキーを取りに行って来ると言って消えてしまった。
「………クッキーねぇ…」
戦人は目の前に用意されている紅茶を手に取った。
そんなことをしていると、クッキーの入った皿を持ったベアトリーチェが現われた。
「ほら、戦人、クッキーだ」
にっこり笑って戦人に差し出してくる、それに手を伸ばし一枚取った。
「ん? これ、ベアトが作ったのか…?」
「……なんで、わかったっ?!」
「いや、ロノウェのにしては、なんか家庭的…? な感じの焼き上がりだし…ベアトが食わせようとするからなぁ」
持っているクッキーと、口をあけて驚いてるベアとリーチェの顔を見比べ、戦人は口に入れた。
「あっ!」
「…ん、もぐもぐ…結構、美味いじゃねぇか」
へらりと笑う戦人を見て、ベアトリーチェは安心したような表情をした後いつもの不敵な笑みで言った。
「そ、そうであろう? 妾だってやれば出来るのだぞっ」
「おーそうだなぁ…ベアトも座って食ったらどうだ?」
「うむ、そうするぞっ」
椅子に座り、自らが焼いたというクッキーを口に入れ始めたベアトリーチェを見て、戦人もまた一枚と食べ始めた。
ベアトリーチェが焼いたクッキーを食べながら、戦人とベアトリーチェは雑談をしながら楽しく過ごしていた。
「…へぇ、それは見たいなぁ」
「そうであろう? あ、時に戦人」
「ん、何だよ?」
指についたクッキーかすを舐めながら、戦人は首を傾げた。
「妾な、戦人の子供の頃が見たいぞ」
「……はい? え、なに、アルバムとかそう言う話…?」
「うーうん、安心しろっ、もう時間だ」
いやな予感がしつつ、ベアトリーチェに問いかけると、やけに笑顔の眩しいベアトリーチェにぐっと親指を立てられた。
「時間…っ?! まさか、ベアト、クッキーに何か入れたのかっ?!」
クッキーには害になるものは入っていない
「あ、赤だと…まさか、お前紅茶に…」
「うむっ、ちょっとした薬をな………っ?!」
得意げに話していたベアトリーチェの表情が歪んだ。
「え、あれ…」
「………いっひっひっひ、残念だったなぁ、ベアトっ」
がくりとテーブルに手をつくベアトリーチェ、それを見て戦人は笑った。
「お前があんな風に誘ってくるとか、なんか裏がありそうだったからなぁ。とりあえず、紅茶のカップを入れ替えさせてもらったぜぇ?」
「…っ…うぅ」
「さてさてぇ? 何をしようとしてくれてたんだぁ? じっくり拝見させてもらおうじゃねぇか」
にやにやと笑いながら戦人は、テーブルに手をつき悔しそうに睨むベアトリーチェを見た。
「…っは、あぅ」
ずるずると床に膝を付いたベアトリーチェに、さすがに心配になりそばに駆け寄ろうと立ち上がった。
「べ、ベアト? 大丈夫かっ? つーか、そんなもの飲まそうとするなよなぁ……って、ベアトぉっ?!」
ベアトリーチェのそばに行くとそこには、金髪の少女がいた。
「………えっとぉ…あ、ああっそうか、子供な子供…うん、子供だな」
「……………そなたは誰であるか?」
理解出来なくなった戦人は、自分の考えをただ口に出した。それを不思議そうに少女は見上げて、戦人に問いかけた。
「え、誰って…おまっ、記憶も子供になるのかよっ?!」
「…っ?! うっ、ふぇっ…」
「あ、あーっ、わ、悪かったな。大きな声出して」
「…誰ぇ? お師匠様のお友達…?」
つい、いつものベアトリーチェにするように、大きな声を出してしまった戦人であったが、目の前の少女は大きな瞳に涙を溜め怯えたように戦人を見てくる。
「え、あー…戦人だ。よろしくな、ベアト?」
「………」
かなり不審そうな目を向けられ、焦った戦人は言った。
「えっと、あ、怪しいもんじゃねぇからなっ?!…う、ぅう、えーっと…」
「…ぷっ、変なお兄ちゃんっ」
「お、おおっ、そうかそうか」
くすくす笑い声をあげる少女に、あのベアトリーチェの面影はない。
『これが、ベアトのガキの頃かぁ…可愛いなぁ』
よしよしと頭を撫でると、気持ち良さそうに目を細めるベアトリーチェに戦人はきゅんっとしていた。
「…のう、戦人っ、妾遊びたいっ」
「んー、何して遊ぶ?」
「…んーと、お馬さんごっこっ!」
にっこり笑顔のベアトリーチェに戦人も笑顔で返した。
「いいぜぇ…って、なに持ってるんですか?」
「首輪っ!」
「ちょ、ちょっとまてぇえええ?! なんでっ?!」
しっかり赤い首輪を持って、戦人に差し出してくるベアトリーチェに、戦人は慌てた。
「ん? だって、振り落とされると危ないであろう?」
「………えっとぉ、あ、やめて、その泣きそうな顔……うぅ、はぁ」
がくりと肩を落とし、戦人はベアトリーチェから首輪を受けとると自分の首に嵌めた。
その後、
「きゃははははっ」
「ひ、ひひーんっ」
四つん這いの戦人の上で、楽しそうに鎖を持つベアトリーチェの姿があった。
「…何、やってんのよ?」
「うおっああああぉう?!」
「あー、ガァプっ」
床から顔を出すガァプに、戦人は驚き、ベアトリーチェは楽しそうに手を振った。
「あら? リーチェが小さくなっちゃったの?」
「うむ、ちょっとした手違いでな」
「…ん?」
頭の上で行われる会話に、戦人は首を傾げた。
「おい、ベアト…」
「ん、なんだ?」
「お前、中身そのままじゃねぇかぁあああああああっ?!!!」
「っうわっ?!」
ころんと床に転がるベアトリーチェを抱き上げると、頬を引きつらせて戦人は言った。
「お前ってやつはぁああっ!!」
「いいではないかよぉ、ちょっとしたお遊びだ、お遊び」
けらけらと笑うベアトリーチェに戦人が更に怒鳴ろうとしたが、ガァプの言葉が二人のこれからを決定付けた。
「でも、リーチェそれって、キスしないと元に戻れないわよ」
じゃ、がんばってぇっと言って、ガァプはワープホールに消えた。
「…え?」
「…へぇ」
びしりと固まるベアトリーチェと、にやぁと嗤う戦人が後に残された。
「ひっ、いやぁああああああああ!!」
「はいはい、んじゃあ、部屋にいきましょうかねぇ」
「にゃぁああああ、はなせぇえええええ!!」
暴れるベアトリーチェを肩に担ぎ、戦人は足取り軽く楽しそうに言った。
「キスしてやるよ、えっろいの」
「え、えろっ?!」
「おー、その後に、お馬さんごっこもしてやるよ。但し、暴れ馬だけどなぁ? いっひっひっひ」
とてもお子様には聞かせられない言葉を吐きながら、戦人はベアトリーチェをしっかり抱え部屋を後にした。



終了:ベアロリーチェでほのぼのを妄想した結果が、こんなことに…orz(by.正義)

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